「知ってたらやってた」をなくしたい。 pitônが伝える女性の毎日を変えるセルフケア習慣
女性のライフステージに応じて移り変わる悩みを、みなさんはどのように受け止めていますか?本当の自分らしさを見失ってしまったり、美しくあり続けることを諦めてしまいそうになることはないでしょうか?pitônは、女性が自分のまだ見ぬ美しさを見つけられる体験をコンセプトとする、デリケートゾーンケアのプロダクト。みなさんが抱えている悩みの中には、デリケートゾーンのことを理解して、問題に合ったケアができていれば解消できることもあるかもしれません。今回はpitônの開発・販売に携わる松田さん、阿江さん、飛鳥井さんにお話を伺いました。
ー フェムケアに関する、自身の自己紹介をお願いします。
松田:僕は男3兄弟で、女性の体について話したり聞いたりすることが世の男性以上に無理なタイプでした。正直に言うと「全くわからん」と女性の体の話をシャットアウトしてしまっていたのですが、「まずは覚えろ」と言われて勉強するようになったらのめり込んでいきました。新しいものをずっと見るような感じで、身近な女性や母親の見え方も変わるようになりました。
阿江:私の母が卵巣播種で子宮を取るという出来事があったことに加え、私自身薬を手放せないくらい生理がひどかったので、自分で試行錯誤し、デリケートゾーンソープを使ったり、手荒れと体に使えるタマヌオイルをデリケートゾーン使ってみたりしていました。私自身デリケートゾーンケアの大切さを感じているので、悩んでいる方にタマヌの大切さを届けたいと思っています。
飛鳥井:私はすごく仕事が好きで、フェムケアという言葉を知る前の自分の感覚では結婚や出産をイメージできていませんでした。女性としてキャリアを積んで働いていくなかで、出産や結婚をしたいと思っても、自分のライフプランと、変わりゆく体調が合わないタイミングが出てしまって。私と同じように、自分の体調面を理由に、頑張りたいことに前向きになれないという悩みを抱えている女性へ、ケアの方法や考え方を伝えていくことで、ひとりひとりが進みたい道に進んでいけるようになればと思っています。
ー 商品のこだわりを教えてください。
阿江:一つ目は泡です。泡のソープって斜めにしたり時間がたったりすると、水っぽくなり寄れてくることが多いですが、pitônのデリケートゾーンソープの泡は、何度も改良を重ねたことで他のソープとは違い、へたりません。匂いが気になるからとデリケートゾーンをゴシゴシ洗ってしまう方が多いですが、優しくこするだけで泡が汚れを吸着してくれます。
ー どういった経緯で商品を開発することになったのですか?
飛鳥井:お取引先様で、お子様のデリケートゾーンが非常に敏感で、当時発売されていたデリケートゾーン用のソープを集めて試してみても痛みが伴い、体に合うものを見つけられずにいるというお話がありました。周囲の女性にお話を聞くと、こういったお話は決して珍しい事ではなく、皆さん疑問を持ちながらも我慢されているという事に気づきました。私たちが伝えたいのは、デリケートゾーンという1番大事な部位をしっかりケアする習慣を持ってもらうこと。本当の意味で安全性や刺激面を女性のデリケートゾーンに合わせた商品を作ることで、「使いづらい」「痛い」というマイナスのイメージを変えられるのではないかと考えました。
松田:僕たちがpitônのキー成分であるタマヌオイルを見つけたのは5〜6年前です。日本でエステ店舗を展開する他、ハワイのロイヤルハワイアンホテルやシェラトンワイキキホテルなどでハワイ由来の成分で作られた商品を使ったスパを提供する中で出会いました。初めはタマヌを使って手荒れをケアするスキンオイルなどを出していたのですが、今回、商品企画として一緒に開発に携わっていただいたpitônアドバイザーの今中さんにも協力していただき、タマヌオイルを使用したデリケートゾーン専用ブランドを立ち上げました。
ー 「フェムケア」とはどのような考え方なのでしょうか?
飛鳥井:女性ならではの不調や、女性だからこそしなければいけないケアにフォーカスしたセルフケアを、フェムケアと呼んでいます。自分と向き合う時間、身近でコツコツ取り組める自分のためのケアというイメージを私は持っていますね。いつもやっているケアを変えていただくだけで、「女性ってこんなにも変わる」ということに気付いていただけたらと思います。
松田:フェムケアは、フェムテックより日常に近いものだと感じていただきたいですね。毎日のケアとして実践することで、より女性らしく生きられるし、頑張れるようになって欲しいという想いを込めています。
飛鳥井:フェムの取り組みを始めてから社内で変わったと思うのは、女性の不調を普通に言えるようになったことです。エアコンの温度1つとっても「あ、きつい」と言えるようになりました。例えば生理前にすごい汗出ちゃうこととかも、なんとなく男性もわかっていないと自然に対応ができないじゃないですか。そういったやりとりがオープンになったことで働きやすくなり、女性が抱える問題について話しやすくなりました。
ー フェムケアを伝えていく上で、どのような課題があると感じていますか?
飛鳥井:私たちのお客様と話していると、デリケートゾーンをケアすると、自分の生活がどう変わっていくのかを結びつけて考えられていない方が多いと感じます。美容の文脈だけで捉えると「私はデリケートゾーンを見せないから」という考え方になってしまうんですよね。美容の面だけではなく、健康面でも大切だということを伝えていきたいです。
ー フェムケアを実践してもらうにはどうするのがいいと思いますか?
阿江:実は私、膣の中に指を入れることや、触ること自体にも少し抵抗があるんですね。 みんながみんな最初からデリケートゾーンのケアのハードルを感じないかというと、そうではない方もいらっしゃると思います。この商品は、今使ってるボディーソープをやめてこれで洗っていただくだけ。私たちが出しているデリケートゾーンオイルもお風呂上がりに濡れた状態で使ってもらうだけです。本当に普段の生活にちょっとプラスできればいいので、そこまでハードルが高いわけではありません。お子さんからご年配の方まで使っていただきたいです。
松田:お客様の中には「デリケートゾーンケアの重要性を知ってたらやってた」と言われる方が少なくありません。僕には娘がいるのですが、家族でデリケートゾーンケアのプロダクトを使う、お母さんが子供に教える文化を作るなどを意識しています。そういった動きのなかで、誰かの「知ってたらやってた」をなくしていけたらと思います。
飛鳥井:私自身がケアの重要性に気づいた時に、本当に良かったと思ったんです。気づいて、ケアの方法が分かって、実際に体調が変わって働きやすくなって、前向きになりました。女性って一度気づいたら、自分がやりたいケアや、自分がどのように選択をしていくのがいいかを自力で探せると思うんですよ。誰かが私と同じように感動を体験する一歩目が、私たちの商品になるといいなと思います。