あたたかな空間を演出し、コミュニケーションを育む。「WoodWick」が提案するキャンドルと過ごすライフスタイル
暖炉の前で過ごしているかのような「パチパチ」という音と炎のゆらぎ、そして香りで心を落ち着かせてくれる「WoodWick」のキャンドル。「WoodWick」を取り扱うカメヤマ株式会社の執行役員で一般社団法人日本キャンドル協会の代表理事の金指 琢也さんは、「キャンドルがあると、ポジティブな会話が生まれる」と言います。誰かと一緒に過ごす機会も多いホリデーシーズンに、家族や友人と「WoodWick」を囲んで今年1年を振り返ってみては? 「パチパチ」という音でやすらぎを生む「WoodWick」なら、1人の時間もあたたかな気持ちで満たしてくれるはず。今回は、金指さんにキャンドルの魅力やおすすめの使い方などをうかがいました。
ー キャンドルに興味を持ったきっかけや、カメヤマ株式会社に入社した背景を教えてください。
学生時代にハワイへ行ったときに、ビーチ沿いのレストランにキャンドルが並ぶ風景が印象的でした。そこにいる人たちはとくに何をするわけでもなく、キャンドルが揺らぐなかでただ友達と話している。当時の僕にとってこういった時間の過ごし方がセンセーショナルに感じていたんです。
帰国後、生まれ育った三重県四日市市からほど近い亀山市にあるカメヤマローソクがキャンドルの輸出や海外工場を展開している、と友人から聞き、ハワイの風景を思い出したんです。地元が好きで、地元で仕事がしたかったので、「カメヤマ株式会社」であれば、キャンドルを通したライフスタイルの発信ができるのではないか?そう思ったのが入社のきっかけです。
ー カメヤマ株式会社では、どのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
半年間キャンドルの製造に携わり、神仏用のろうそくやお線香を扱う営業へ異動。その後、東京へ転勤となり、ブライダル市場に携わります。
バブル崩壊後の当時は、世の中の人々が衣食住の「住」にお金を使う時代へ。ブライダル市場にも携わりながら、キャンドルライフを提唱するキャンドルハウス事業部の立ち上げに参画し、キャンドルやキャンドルホルダーなどの関連商品をアメリカの会社と提携してライフスタイルショップに営業に行くようになりました。
さらに幅を広げ、その後は、社会的な意味を持たせたキャンドルを灯すキャンドルナイトイベントや地域活性、ライブ演出などのキャンドルを使った空間演出、そしてハンドメイドのスクール事業を手がけていくようになりました。
ー キャンドル一筋のキャリアを築く金指さん。キャンドルの魅力を教えてください。
欧米では暖炉、日本では火鉢のように、昔から火を囲むと会話が生まれやすくなります。会話をして心が通じると幸せを感じるので、心の環境を整えることに繋がるのではないでしょうか。
キャンドルは灯して視覚や嗅覚で癒されるだけでなく、心地の良い非日常を手軽につくれるアイテムだと思います。食事や寝る前、キャンプをしているときなど、どんなシーンにもぴったり。1人でキャンドルを灯せば何かに没頭できますし、大人数で灯せばポジティブな会話が生まれるでしょう。
また、ビジネスのシーンで会議や1on1の場にキャンドルを置くのもオススメです。いつもと同じ場所で、いつもと同じメンバーと議論をしても、同じような結論になってしまいがち。人と場所は変えられませんが、キャンドルがあればいつもと違う雰囲気で、みんながフラットに意見を出せる環境がつくり出せると思います。
ー 素敵な雰囲気を演出してくれますよね。そのほかに、どのような効果があるのでしょうか?
キャンドルの炎は周囲の空気を巻き込んで対流を起こしながら燃えているので、空気中のにおい微粒子を燃焼してくれます。
ペットのにおいや魚を焼いた時など、気になるにおい微粒子を焼いてくれるわけです。アロマキャンドルは、芯から香りが出ているわけではなく、溶けて固体から液体になったロウから、配合されている香料が気化して香りが生まれます。空気を循環させて嫌なにおいを消しながら、香りを出すことができるのです。
ー さまざまな魅力や効果のあるキャンドルですが、金指さんは普段の生活でどのように取り入れていらっしゃいますか?
僕は就寝前によく使います。キャンピングカーが趣味で、日頃から乗る機会も多いので、キャンドルを灯しながらキャンピングカーの動画を観るのが就寝前の癒しなんです。
人間は高低差のあるゆらぎが心地良いそうで、動画を観る時は、高さ違いのキャンドルを3つ散らして設置し、自分の時間に没頭できるよう心がけています。
また、リモートワークをしている方だと、仕事とプライベートの切り替えが難しいときがありますよね。そんなときは、キャンドルを灯すことが気持ちの切り替えに役立ちます。同じ空間でも、キャンドルひとつでガラッと雰囲気を変えられるので、「キャンドルに火をつけたら、もう仕事はしない。」とオン・オフの合図になるでしょう。同じ部屋、同じ間取りでも、キャンドルがあれば環境を変えることができるんです。
ー 今回のLaboMe®で送られた、「WoodWick」について教えてください。
「WoodWick」との出会いは2009年。アメリカ・アトランタの展示会で見かけた際に衝撃を受けました。一般的にキャンドルの芯は綿なのですが、「WoodWick」の芯は木でできています。最初は「ちゃんと燃えるのかな?」と疑問に思っていましたが、実際、商品に火を灯してみると、パチパチと焚き火をしているような音が聞こえてくる。揺らぎで目を、香りで鼻を、音で耳を癒してくれる、とても優れた商品だと思いました。
当時の日本のインテリア&雑貨市場のトレンドはフェミニンテイストが人気。キャンドルのニーズとしても、火を灯して楽しむキャンドルよりも、飾ってカワイイキャンドルの需要が高く、「Woodwick」は、灯すと音がでる機能は評価されるものの、反応はあまりよくありませんでした。
その後、ステイホームでおうち時間需要やSNSなどの普及により、キャンプやたき火というものが注目され、家でたき火をしているような体験ができることを説明するとみなさん手に取って灯していただける方が多くなり、市場でも支持されるようになりました。
ー 「WoodWick」のおすすめの使い方を教えてください。
クリスマスや年末のシーズン、ぜひ家族や友人、恋人と団らんの際に「WoodWick」に火を灯してみてください。キャンプの焚き火で距離が近づくように、年末で久しぶりに会う人との会話も盛り上がると思います。パチパチという音がBGMになって、会話と会話の “間” も楽しめるはず。「WoodWick」なら1人でいろいろ考えるときにも、心地よいBGMになってくれるでしょう。寒くて人肌が恋しくなるような季節、キャンドルの香りや音、オレンジ色の火があたたかな気持ちにさせてくれますよ。
ー 「WoodWick」に火を灯すことで、どんな気持ちになってほしいですか?
「WoodWick」を使うことで、「明日も楽しくなるぞ」と元気に幸せになってもらいたい。サウナブームで「整う」という言葉が広まりましたが、キャンドルにも「整う」と同じような効果があります。夜寝る前に心を整えて、気分良く入眠することができれば快眠につながる。オレンジ色の炎とパチパチというBGMで、今日1日の楽しかった出来事を思い出しながらポジティブな気持ちで眠りにつけると思います。